コミュニケーションが難しいと思う要因の一つとして
無形のもののイメージを共有する
ことだと思います。
私は以前、投資信託などを販売していたのですが、
金融サービスは無形であるが故に抽象的なものになります。
お客様の頭の中でイメージしてもらう必要があるのですが
一から十まで説明しているとそれだけで日が暮れるので
要素要素を抜き出して説明せざるを得ません。
例えばNISAなども制度の理解一つとっても果たしないエネルギーがいる作業なのです。
初心者向けなのに異様に複雑で、よく考えたら
「それ、デメリットですよね。」
的な事がたくさんあったりします。
この辺が証券マン時代、非常に苦労しました。
しかも余談ですが、
一般人のところへ行っても労力のわりに報われない仕組みなので
必然的に対富裕層との温度感が出来上がるのです。
これ、無料や安価でやる弊害ですね。
まぁ何を言いたいかといいますと
無形の、概念的なことを分かり合えるような説明は
非常に苦労ししました。
という事です。
そこで今日は
「複雑で抽象的な事象をイメージしてもらうためには?」
ということを記事にまとめてみます。
①ビジュアルで訴えるものを作成する。
抽象的なものは本来、形にできないからこそ
抽象的なものといわれます。
例えば商談の場合は使っている資料を見直してみたり
「素人でもイメージしやすいか?」
を意識しつつ、作成したり。
ただ、金融の商品に関してはコンプライアンス上、
個人で勝手にやることは非常に困難な事ではあるのですが・・・
分かりにくい資料を持たされて
どうにかこうにか(都合のいいように)理解してもらう努力をする事が
嫌になって今となっては止めてしまいました。
②モデル化
分かりにくい事を分かりやすくする・・・
つまり
モデル化
の工夫がいります。
モデル化とは図や数式を用いて、
相手がイメージを想像する時の補助する効果がある物です。
例えば上記のようなものです。
頭の中でタスク整理するという事はかなり抽象度が高く、優先順位が感覚的なものに
陥りがちですが
図のようにモデルを用いて書き出すと優先順位が
具体的に、鮮明になるのではないでしょうか?
想像したものを図式化することで他者とも共有しやすくなります。
無形のサービス業はこの具体的にモデル化する力は必須能力の一つだと言えます。
逆に言えば、紙とペンさえあればビジネスとして成り立つ可能性も秘めています。
コンサルタントっていい仕事ですね。
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