従業員に求められる能力は与えられた問題を解決する力。
一方、経営者に求められる能力は問題を発見する力。
問題解決力は
前提を疑わず、期待されている答えまで最短最速で近づくことが求められます。
問題発見力は
前提を疑って、誰も気づいていない問題を見つけることが求められます。
どっちが優れているか劣っているかという事を言いたい訳ではなく、
問題解決力を発揮すべきシーンで問題発見力に優れた人が対峙すれば
「偏屈な問題児」で終わります。
一方で問題発見力を発揮すべきシーンで問題解決力に優れた人が対峙すれば
「機転の利かない人」で終わります。
求められるシーンによって使い分けたらいいんですが
この2つは相反する能力なので、難しいところかと思います。
何が言いたいかといえば
今、会社で大した実績を上げてないからと言って
事業で失敗するとは限らない。という事です。
逆も然りですが・・・
人には向き不向きがあって
土俵を間違ったままだと本来の能力を生かせないので
闘う土俵選びが結構大事です。