コミットメントの危険性

変化の激しい時代にコミットメントは諸刃の剣だという事を忘れてはいけない。

(コミットメントとは自分の意見や立場を主張すること。)

有言実行。
素晴らしい言葉ですし、言ったからには・・・という思うことで、土壇場で踏みとどまって、また走り出す原動力になることも確かにあります。

ただ、今のご時世、変化が激しすぎるので「言ったからには・・・。」という想いだけで継続することは非常に危険です。

コロナの件にしてもわずか数週間のうちに「経済が死ぬから自粛はするな。」と言ったり、「経済よりも人命だ。自粛すべき!」という意見がコロコロ変わり、その時々で対応していくしかないですよね。

明らかにどっちかが正しくて、明らかに反対側が間違っているという訳はないので。

またこれに限らず、ちょっと前までは通用した手段でも今となっては全く通用しないものなんて探せばいくらでもあります。

コミットする事が悪という気はありません。

場合によっては素晴らしいパワーを発揮する事があるのは確かですが、「一貫性を保つ、もしくは現状維持のため」のコミットは危険です。

また、それによって首を絞められるような思いをするようであれば

何のためのコミットだったか?

原点に回帰してみてはいかがでしょうか?

目的にコミットすれば手段は自ずとコロコロ変わるはずです。なぜなら、世界のルールがコロコロ変わり続けるから。