資産形成を考える上で「時のエネルギー」は凄まじい!

ということを言いたいです。
今日はFPらしい話について。
というか知っている人は知っている、現代の錬金術について。笑
複利と金利の力を今更ながら検証してみようと思います。
複利とはアインシュタインが
「人類最大の発明」
と称賛したことでも有名です。
世の中の金利には2種類あります。
単利と複利です。
単利とは、元本にのみ利息や利子が付くものを指します。
対して
複利とは元本と利息の両方についてきます。
例えば銀行に100万円を年3%の金利で預けていたとすると・・・
単利だと、毎年3万円がもらえるものです。(100万円×3%)
複利だと1年目は単利と同じで103万円(100万円+100万円×3%)ですが
2年目は、103万円に3%、利息が付きます。
つまり2年目は単利だと106万円に対して
106万900円になります。
2年目だと大した差が無いんですが
金利の僅かな差が年数を経ればとんでもない差を生むんです!
下の例をご覧ください。
+1%の差を複利で運用した時の比較です。
上が年利3%、下が年利4%、両方とも30年間、毎月5万円積立した時で試算してみました。
(みらい電卓参照:https://www.nomura.co.jp/hajimete/simulation/)

年利3%だと・・・
約2,900万円
それに対して・・・

年利4%だと・・・
約3,400万円
30年間で500万円ほどの差が出ます。
わずか1%でも時間が経てば果てしない違いが出ます。
同じ努力をしているにもかかわらず、
サラリーマンの平均年収分ぐらいの差が出てますので。
資産形成を考える上では金利と時間は非常に大事な要素です。
ちなみにこれが10年だったら・・・


30年ほどのインパクトはないですね。
ここまでで挫折しちゃう人が多いですが、頑張って継続してほしいという根拠です。
ちょっと今度は見方を変えてみましょう。
下が年利4%、30年間、毎月5万円積立した時で
約3,400万円できました。
15年で同じ金額を作るとしたら、月々いくら貯める必要があるでしょうか?
(金利は同じ年4%とします。)
答えは・・・

約14万円つみたてしないとリカバリーできないということです。
半分の時間だから倍の掛け金で追いつけるかといえばNoでした。笑
こういう風に見ると
金利が高いものを選べば掛け金も少なくて済む!
と感じる方もいるかと思いますが、
金利にも相場があるので、限界があります。
異様に高すぎるものはそもそも詐欺の可能性を疑った方がいいでしょう。
肌感覚としては
年7~10%ぐらいが頑張って出せる妥当な平均利回りかと思います。
また、毎年毎年一定の金利が上がっていくわけがない。
という反論もたまにありますが
その通りです。
なのであくまで平均の話だと思ってください。
兎にも角にも
このことから、資産形成は早くから始めた方が有利
と言えます。
また、「時のエネルギー」という事を感じながら生きると
人生全体でも、
良い時(何をやっても上手くいく時期)と悪い時(辛抱すべき時期)があります。
成長や進歩、努力の成果のグラフはほぼ間違いなく、
右肩上がりの直線になることはありません。
そういう意味では資産形成と同じかなと私は思います。
一つ言える事は
時間は戻せないので、後れを取り返すのは後になればなるほど大変です。
あなたの人生の中で今日が最も若い日です。
今日から時のエネルギーを取り入れてみましょう。
資産形成のはなしをしていたはずがいつの間にか
自己啓発っぽい話になってしまいましたが・・・笑
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