株式投資 ~基礎知識編④~

前回の続き。
①割安かどうかを計る指標、②業績と効率よく利益を上げているかの指標について触れましたが今回は③規模を見ていきましょう!

③規模

会社の規模ってどうやってで計ると思いますか?

「時価総額」

で計る事ができます。

時価総額とは簡単にいうとその会社を丸ごと買うのに必要な金額です。
求め方は‟株価×発行済み株式数”という割とシンプルな数式です。

これの数字が大きければ規模がデカい会社といえます。
小さければ小型株となります。

時価総額が大きい会社だと、誰もが知っている有名企業なので
一見投資しやすいですが、

私としては個人投資家の方には小型を見る方がオススメします。
理由は以下のとおりです。

❶機関投資家が買えない。
❷つまり、競争相手が少ない
❸大型=有名でおじいちゃん企業(成長期が済んで安定期や衰退期に入った企業)が多い。
❹小型の方が大化けする可能性がある。

という点からです。

よく、初心者の方には「プロと同じ土俵だから株は儲からない。」といわれます。

半分正解で半分間違いです。

機関投資家(プロ。銀行や保険会社の運用部門など)は大きい資金であるがゆえに小型を買えないのです!

なぜなら、自分が売り買いすることでその株価がつぶれるからです。
(よくたとえられるのが「池にクジラを放流するようなもの。」と言われるのですが、何となくイメージできるかと思います。)

だから、資金力もない個人投資家は機関投資家と同じ土俵を避ける意味でも小型をオススメします。

個人的には時価総額100億円程度で探してみます。

(※ただし小型が万能ではありません。取引量が少ないので、換金性(売りたい時に売ったり、買いたい時に買ったりするスピード感)は相対的に低いです。なのでそのリスクは念頭に置いてください。)

よくある反論が

「聞いたこともない企業だから信用できない。」

これもよく聞きます。

そりゃ当然です。

みんなが知らない優良企業を探すのが株式投資の本質です。

世間と逆張りの先にお宝があるのが世の常です!

自分なりの法則やロジックを見つけて、それが診立てどおりになれば最高ですのでその一助になればいいなと思います。

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≪株式投資を通じて考えてほしいことを最後にまとめます。≫

株式投資は資本主義社会で搾取されず生きていくには必要なスキルです。

資本主義なので、資本家が優遇される社会です。

行き過ぎた株主礼賛文化はいけないですが、

かといって国や会社が自分たちの待遇を改善してくれることを願い続けるのは不毛だと思ってます。

幸い、昔ほど資本家への道は隔絶されていません。

一流企業に勤めたがることと同様に、一流企業の株主になろうという発想を持つ人が増えることを願っています。

少額では意味がない??

金銭的なリターンはそうかもしれません。
しかし、(誰も教えてくれない)資本主義のルールを体感するには意味はあります。

要するに。

とりあえず、手に汗握らない金額で買ってみろよ!

いや、株だけを買えとは言わないが、手っ取り早く金融資本を持つ手段であることは間違いないです。

と私は言いたいのです。