前回の続き。前回はある株価に対して割安かどうか判断するための指標について説明しました。今回は②業績について説明します。
②業績
上場企業は公に売り上げや財務状況などを開示する義務があります。
その開示された決算書は企業のホームページの「IR情報」という項目か四季報で見ることができます。
四季報は簡単に言えば上場企業の図鑑のようなものです。個人投資家にとっては必須のアイテムです。
ちなみに3,6,9,12月の中旬に発行され、年4回(四半期ごとに)発行されるので四季報と呼びます。
過去3年分程度の業績が載っております。また、来期以降の予想も載っております。
株価の成長の源泉はやはり企業の業績です。業績が上がっていきそうか見ましょう!!
≪ROE,ROA≫
企業が効率よく利益を生み出しているかを計る指標です。
ROAは総資産利益率(Return-On-Asset)、
ROEは自己資本利益率(Return-On-Equity)
とそれぞれ読みます。
前者は自己資本と負債の両方を含めた総資産に対して利益をどれぐらい生み出しているか?を意味し、後者は自己資本(株主から集めたお金)でどれぐらい効率よく利益を生み出しているか?を計ります。
数値が高い方が効率よく利益を生んでいると言えます。
しかし、ROAは利益が高ければ借金をしていても数値は高くなり得ます。ROEも自社株買いなどで数値を変更しやすい傾向があります。
つまり、この指標だけでなく、他の自己資本比率とか、利益は純増しているかとかも見て判断した方がいいです。
たとえ目先の将来に〇〇ショックが起きても、利益をしっかり出せる企業の株価は長期的に見れば成長してます。
業績がいい会社は社会のニーズに応えるサービスを提供しているはずです。
四季報や街で発見した企業があるのであれば投資してみましょう!
次回は③規模について説明します。
~つづく~