前回の続き。今回は実際に銘柄選定の際に見ておきたい最低限のポイントをまとめてみます。
前提として不確定のものなので、これさえ見ておけばOKという気はありません。「言ってたのに~。」というのは辞めてくださいね。最終的な判断は自己責任で!
≪最低限見るべきポイント≫
①割安
②業績
③規模
最低限見ておきたいですね。
以下、順番に解説します。
①割安
例えばある銘柄の株価が1,000円だったとして安いか高いか、これだけでは判断できないかと思います。
価格と価値の関係を計ってはじめて割安か割高の判断ができるかと思います。
それを計る目安の指標があります。
それが「PER」と「PBR」というものが代表的なものになります。
☆PERとは?
株価収益率というものです。(Price-Earning-Ratioの略。)
簡単に言うと、
利益に対して株価はどうか?
を計ってます。単位は「~倍」といいます。
一般的に数値が低い方が割安といえます。
計算式は
時価総額÷純利益 です。
例えば時価総額が30兆円で純利益が1兆円であればPERは30倍となります。
値が小さい方が利益の割に株価の評価が低いと言えます。ただし、逆に言えば利益が出ているのに株価が過小評価されている場合は他に原因があるかもしれませんので注意は必要です。
業種によっても平均は異なるので競合他社とも比較が必要です。
ちなみに日経平均株価のPERは15倍前後です。
☆PBRとは?
株価純資産倍率というものです。(Price-Book.value-Ratioの略。)
これは、
会社の純資産と株価の関係性
を表してます。
つまり株主資本(純資産)から見た割安度が分かります。
計算式は
株価÷1株当たりの株主資本 です。
単位は「~倍」です。
数値が低い方が割安といえます。1倍を下回ると極めて割安だと言えます。
ただし、割安だからといって一概にお得といえないのはPERと同じ理由です。
値段を見て、何となく安そうと判断するよりは純利益や株主資本を基に判断できる指標があるので、チェックしてみてください。
(計算式や意味が分かりにくければ、数字が小さい方が割安とだけ覚えておきましょう。)
②、③については次回触れます。
~つづく~