「信託報酬ゼロの投資信託が野村證券で出たらしい。」
投資信託を保有したことがある方にとっては信託報酬がゼロ
というのは衝撃的なことだと思います。
昨今、投資信託にかかる手数料は可視化され、低コスト化を望む風潮によって
どんどん低下してきており、
ネット証券だとノーロードなどと言われる購入時と売却時の手数料がゼロのものが最早当たり前で、信託報酬も長期投資でみると影響があるので
どれだけ抑えるかが昨今の投信業界の一つの課題かと思います。
とはいえども、信託報酬がゼロの投資信託は結構、個人的にはインパクトを受けました。
投資信託は買った時に「購入手数料」、運用中に管理料として「信託報酬」、売却時に「信託財産留保額」としてコストが一般的にはかかります。
今回の投資信託は3つ全ての手数料がゼロだから「スリーゼロ」です。
場合によっては為替手数料などその他諸々がコストとしてかかります。このあたりの具体的な数字は商品によって異なりますが、目論見書というパンフレットに記載されてますので投資をご検討の際にはご確認ください。
さて、そのファンドについて解説していきましょう!
https://www.nomura-am.co.jp/fund/funddetail.php?fundcd=140773
ポイントは以下のとおりです。
・信託報酬はゼロ。
・ただし最初の10年間に限る(2030年12月31日までの信託報酬率を0%とします。)
・11年目からは預かり資産額の0.11%(税込)
・つみたてNISA専用
・野村證券の口座からしか購入できない
・投資対象は日本以外の先進国株式のインデックス投資
(「MSCIコクサイ」という指数。)
やっぱり、3つのコストがゼロというのは魅力的ですね。
ただ注意しておきたい点としては、
2031年以降は信託報酬がかかってくる。ということです。
それでも0.11%だと低い方だとは思いますが・・・。
(厳密には為替手数料や税金などはやはりかかってくるでしょうが、これは言い出したらキリがないかなとは思います。)
目論見書には下記のとおり、手数料についての記載がございます。
また、証券口座自体の問題ですが、ポイントなどの還元がないのでそれを加味するとはてさて・・・(例えば楽天証券などでは購入時の金額に1%ポイント還元があります。)
現在、運用開始からまだまだ間もないのであまり意味はないかもしれませんが参考までに。成果も。
投資先は先進国株のインデックスなので、長期で見たら期待できると思います。
新発の投信なので今後の動向が気になりますね。